凸凹生活記

自閉症スペクトラムでも自由に生きていきたい。そんな試行錯誤の日々の記録

自己紹介

もっさんです。
過去を清算いたしまして、新たにスタートいたします。




わたしという人物の経歴のご紹介。


発達障害である自閉症スペクトラム(旧広汎性発達障害)の当事者で、29歳の女性。独身。
学習障害(計算)の傾向あり。
障害等級は2級で、障害者手帳を所持しています。


障害が分かったのは、今から4年前の25歳の時です。
偶然にも障害者福祉施設で職員として働いているときでした。
仕事が出来なくて、苦しくて苦しくて。利用者ともうまく行かず、辛くて。
毎日、寝る間際に「人間関係 辛い」「会話うまくいかない」「仕事 出来ない 
クズ」などと検索しまくっていました。
障碍者福祉施設で働いているにもかかわらず、自分が発達障害だと気づかなかったのですが、夜な夜な検索したこれらのネガティブワードで「発達障害」がヒットしたんですね。
それで「発達障害」についてどんどん調べていくと「まんま私じゃん・・」となり、精神科の先生に「検査がしたい」と伝え、検査まで3か月待ち、検査して3か月待ちの合計半年かかって発達障害の診断を受け取りました。


【職歴】
大学を卒業して、不適合を起こし転職すること6回。
そのうち一般枠4社、障害者枠で現職含めて2社。


ニートだった期間もあります。どれも不適合を起こして長続きせず、早くて2週間で辞め、かろうじて現職がまともな職歴で、それでも一年です。
障碍者福祉施設でも3年いましたが、半分は精神を病んで休職していました。


【障害とわかって良かったこと】
会社以外のコミュニティ(当事者の自助会)に所属できたこと。普通の人とは生きるフィールドが違うのだとわかったこと。
障害が分からなかった時は、会社と家との往復以外に行くところもないし、家族以外とはほぼ喋らない日々で憂鬱で仕方なかったです。趣味も楽しみもありませんでした。
そして父親が長年の肺の病気が治らないことで鬱になり、家庭も荒れていて散々な目に合いました。新卒で働く同級生がキラキラしてる時にニートも経験し、一人どん底でくすぶっていました。新卒切符を無駄にした、若いうちから親の介護で時間を消費、もう人生も何もかもおしまいだ、仕事も出来ないし人間としての価値がないとさえ思いました。
でも障害がわかり、普通の人(健常者)の人のような生き方をするには無理があるということ、同じ障害を持った人が集まる場所を教えてもらい、仲間に入れてもらえたこと、これがとても大きかったです。


【障害とわかってこまったこと】
これはズバリ結婚ですね。年齢が年齢なので、結婚をせかられます。
私も婚活をさせられたことがありますが、丁重にお断りされることが多かったです。
なので未だに独身です。
かといって当事者同士の出会いもありません。事情を良く知る方は、当事者同士だとお互いにフォローができず、別れることが多いとも聞きました。
こればかりはご縁・・・・と諦めています。


それでも私は障害とわかったときの方が人生としては充実していると思います。
それは、自分の人生を振り返る機会と、自分自身について良く知ろうという機会が増えたことが大きいです。もちろん自助会という居場所も欠かすことのできないくらい大きいです。
困ったときに相談に行ける公的施設もありますし。もう一人で抱え込まなくて済むのです。
もっと早く障害がわかっていれば・・と思いました。
障害がわかる前は、ハローワーク以外に相談する場所が無くて、仕事に絶望しつつもお金がいるので転職したり、父親の介助しながら途方に暮れてました。


感覚過敏はそんなに酷くないです。
ただ、眩しすぎるとか音がデカすぎる、赤ちゃんの泣き声なと特定の音がダメとかはありますが。
でも基本的に日常生活はそこまで困ることはありません。
仕事や、勉強、たまにある事務手続き、人間関係で悩まされることが多いです。こちらの方が感覚過敏よりよほどストレスになると感じます。


私の家族は、現在実家で3人で暮らしてますが全員発達障害の傾向があります。
でも、障害を受け入れて、開示して働いているのは私だけです。
まぁ、どうするかは個人の自由だと思いますが。


【これからの展望】
何がおきるか分からない人生だから、何があっても生きていけるようになりたいと日々勉強中です。
経済的にも環境的にも精神的にも自立して、何物にもとらわれず自由に生きていきたい。
これを達成するべく生きていく。
そんな日々を記録していきたいです。


とりあえず、自己分析。自分の特性を知る。そして、webの知識を蓄えること。
あとは興味のある語学や絵を趣味に楽しく生きていきたいです。


また、実社会では当事者が「困っている」ことはよく聞くのだけど、「うまく行っている」ことはなかなか耳にすることがありません。
支援機関に行っても「うまく行っている人は来ない。困ってる人だけが来るので良い情報は提供できない」という話を聞き、私自身もうまく行っている人の体験を聞きたいという思いがあるので、まずは自分からうまく行ったことを発信していくことで情報を共有していきたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。